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「久しぶりの現場3」

前回の続き。

痺れを切らした関係者が私にいいました。

「この場所も葬儀屋はわかんねぇ~んじゃねぇーの?」

「電話してやって!」怒

連絡しようとしたら「今到着しました!」と葬儀社さんが登場。

そこから怒りをこらえながらご帰国家族は冷静に話し始めました。

私に話したように特殊帰国者の状況を説明し、

「お宅でキチンと対面できるように出来ますか?」

と葬儀社さんにご帰国家族は聞きました。

葬儀社さんは急いで湯灌屋さんに連絡し、処置が出来るかを確認しました。

本当に申し訳なさそうに

「申し上げにくいですが、当方では出来かねます・・・」

「そのような知識も技術もございません。」

と一言。

そんな会話を聞いていた私の耳に、

「ぷちっ!」真っ白

という音が聞こえたような気がした。

ご帰国家族は、

「じゃぁ、なんで帰国前にこの会社(我々の事)のことをもっと詳しく教えてくれなかったの?」怒

「直接話が出来てればもっと早く対応が出来たじゃない!」怒

「空港内は全部ここに任せたのに!!」怒

と葬儀社さんに詰め寄りました。

その後、私に「貴社では(家族に)会わせられるように出来ますか?」

との問いに対して私は

「正直に申し上げて、先ず(特殊帰国者と)お会いしてみないとなんともいえませんが、出来ることはやりましょう。」

と早々に特殊帰国者に面会に行きました。

我々の寝台車におられた特殊帰国者にご対面すべく賓室をオープンしました。

二重のビニール袋で覆われていたのでそれを開けた途端、

「!!!」困り

明らかに「不機嫌な香り」が現場の空気を更に重くしました。

そして私は「どの位特殊帰国者のご機嫌が悪いかの想像がつきました。

特殊帰国者のお顔は、本当に気の毒なくらい「憮然」といていて、

既に以上の「顔色」変化も起こらないだろうという状況です。

ご帰国家族の縋るような目と家族を思う気持ちが私の心を揺さぶりました。

そして、私の口から出た言葉が・・・

「何とかやってみましょう!」笑顔

すると、ご帰国家族の緊張感が少しは解けたのか、

安堵したかの様な、肩の荷が降りたような優しい笑顔。

只今、夜の11時過ぎ・・・

何時まで掛かるのか・

不安なまま作業に突入!

よぉーし、がんばるぞ!

因みにこの葬儀社さんの寝台車では、特殊帰国者を連れて帰るにも出国した国の賓室サイズ的に搭載不可能でした。

結局何も出来ないまま空車で空港と葬儀社の往復を余儀なくされました・・・

つづく、

特殊出入国管理主管