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「やさしい公安官」

昨日、縁あってこちらの公安の方とお会いしました。

この方、職務権限はかなり高い方でした。

警察関係の方とはとても思えない柔和な方です。

以前も日本に数年いらした方で多少の日本語ができます。

五輪の関係で中々家に帰れないと言っておられました。

色々とお話を伺っていると驚きの事実ばかり。

この方、なんとあの有名な事件の担当者だったのです。

この他、公安ならではの興味深いお話を伺ってきました。

しかしながら、極秘事項は教えてくれませんでした。

あたりまえですよね?

ご紹介いただいた会長、ありがとうございます。

特殊出入国管理局長

「事件」

五輪だからと言う訳ではないが、事件があった。

以下、在中国日本国大使館よりの注意勧告を抜粋。

北京「鼓楼」における外国人殺傷事件の発生について
(080809)
8月9日昼頃、北京市の東城区の有名な観光地である
「鼓楼」の2階において、米国籍観光客等3名が中国人男性に突然襲われ、
1名の米国籍男性が死亡、米国籍女性及び中国人女性ガイドが
負傷する事件が発生しました。
中国人男性(47歳、杭州人)は2階から飛びおり、死亡しました。
本件については、現在、北京市の警察当局が調査中であり、
今のところ、本件の背景等は不明ですが、
外国人を狙った可能性も排除できないので、
邦人の皆様におかれましては、くれぐれも御注意願います。

亡くなられた米国人男性には哀悼の意を表します。

そして、怪我をなされたお二人にはお見舞い申し上げます。

在留邦人や渡航旅行者の皆さん、気をつけましょうね。

「中つ国」便りでした。

特殊出入国管理局長

「五輪開会式」

本日、午後8時に五輪が開幕した。

開会式を見ていたが、3時間30分は長いし、気温がとても暑い。

各国首脳も参加していたが、途中でだれていた。

元気に見えたのは演技者だけのような気がした。

熱中症に成った人がいたのではないだろうか?

何はともあれ、演技者がとても多く感じた。

人、人、人・・・・

まさしく10数憶の人口にふさわしい(?)・・・

映像とイルミネーション、花火・・・・

そしてお得意のワイヤー・アクション

特に聖火の点火式の人、

練習はしたんだろうけど、

かなり怖いと思った。

開会式は8日の深夜まで続き、その後に雨が降った。

当日は夕刻から雨が降って夜は曇りのはず。

運がいいのか?

雨雲消滅ミサイルを撃ったのか?

定かではないが五輪は開幕した。

北京の殆どの会社はこの日はお休み。(休業の指示があったらしい)

この日、大きな混乱は報道されていない。

とにかく、この「中つ国」のお祭りは始まった。

特殊出入国管理局長

「キャンドル」

我が「中つ国」駐在所には、キャンドルが2つある。

それも、使用済みのが2つ。

前の住人の置き土産である。

前の住人はI国籍の方だとうかがっている。

きっと、お国柄「ロマンチック」な方なのだろうなと思った。

私は夜間、駐在所内で執務をしていた。

本日、我が国の出先機関に赴き邦人援護活動のお話をしてきた報告書を作成していた。

前回も書き記したがこの国の規制はかなり厳しい。

インターネットやEメールの環境も同じである。

通信が遅い、イライラするくらい遅いのである。

かなりのフィルタリングをしているのでしょう。

電子メール受信もかなりの確率で途中でダウンする。

どうにかこうにか、安定するように工夫をした。

それでも、我が国で通信環境を享受していた習慣で、

とても、遅く感じるのである。

「ああ、やっぱり光だな・・・」と感じる。

と、その時!

突然、室内が真っ暗になった。

「停電予報はなかったはずだ!」

「テロか?テロが起きたのか?」

真っ暗な室内をおもむろに手探りで移動し、

携帯電話の明かりで窓に近づいた。

昔、停電の時にお隣さんの状態を確認した。

同じように確認をする。

「あれ?明かりがついてる・・・」

でも、非常灯かもしれない。

やはり手探りで玄関へと向かう。

ドアを開けると廊下の電気がついている。

ひょっとして、この部屋のブレーカーが落ちたのか?

携帯電話の明かりを手にブレーカー・ボックスがある場所に行く。

ブレーカーも落ちてない?

訳がわからないのでちょうど戻ってきた部下に命じて、

階下の管理サービスセンターへ確認をさせに行かせる。

携帯電話は唯一の通信アイテムである。

むやみに放電できない。

「フッ」と気がつく。

そう言えば、キャンドルがあったな?

携帯電話の明かりを頼りにキャンドルを探す。

「あった!」

思わず声が出てしまう。

暗闇の中でだ。

キャンドルに灯をともす。

キャンドルの色は赤である。

その明りに照らし出されて、室内が仄かに明るくなった。

そういえば、大昔に東京もよく停電があったな。

昔の家はろうそくを必ず常備していた。

停電になれば、ろうそくに灯をともし暫く通電するのを待っていたものだ。

幼少の頃が走馬灯のように甦ってくる。

そうして、しばらく感傷にひたっていた。

そうこうしていると、管理センターに行った部下が戻ってきた。

説明を聞いて驚いた。

電気代が不足して電気が止まったらしい?

「えっ?」

そう言えば、この「中つ国」では電気代は月極めではない。

銀行等で電気を必要な分だけ購入する。

購入した分を専用のICカードに充填して、

自分の部屋の電気メーターのスロットルにこのICカードを差し込み

電気メーターに充填する。

すなわち、電気メーターの購入電気分のデポジットが「0」になったのが停電の原因なのだ。

「この前、充填したから大丈夫だと聞いていたんですが・・・」部下が言う。

「今充填してきたから、もうすぐ電気つきますよ」部下が言う。

キャンドル・ライトの揺らめく炎をじっと見つめ、電気がつくまでただ待つ。

待つこと5分、目の前が「パッ」明るくなった。

すべては機能をし始めた。

「この国」の電気は問答無用だなと思った。

さすが「中つ国」、冒険だらけだ。

でも、テロ等ではなくてよかった。

そして、キャンドルを吹き消すときにこの置き土産の意味が初めてわかった。

特殊出入国管理局長

「冒険がいっぱい」

後4日で、中つ国での4年に1度の国際的な、祭典がある。

各国の選手たちは選手村に集い、来る競技の時まで最後の調整をしている。

しかし、この国の西方ではテロよ呼ばれているものが続発している。

爆弾テロだとか、

そうそう我が国の報道関係者がどういうことか武装警官に暴行を受けたらしい。

大事に至らなければよいが。

首都と呼ばれるこの地域はかなり警備が厳しい。

この国で地鉄と呼ばれる「地下鉄」かなりの警戒ぶりだ。

地下鉄に乗るわけでもなく、地下鉄乗り場の地下道を進むだけで、

荷物の検査の検問所がある。

まさに、飛行機に乗る時の手荷物チェックである。

この国の幹線道路は我が国より幅が広い。

約50m平均ではないだろうか?

その道路を横断歩道で渡るにも命がけである。

歩道の信号が青信号でも右折車は問答無用で歩行者に向かってくる。

この国では人が気をつけなくてはならない。

だから、出来るだけ歩道を歩く(本来は当たり前)。

向こう側にわたる時に地下道があればそれを利用する。

気温が高いせいもあるが・・・・

私は小心者でも構わない、怪我をしたくないから・・・・

「中つ国」は冒険がいっぱいダ!

特殊出入国管理局長

「Load of the Ring」

邦人援護(特殊出国者)のために予てより予定をしていた、

「中つ国」へ赴いた。

御輪のために空港も随分大きくなった。

セキュリティーも厳しい。

だが、街中の車の警笛は随分少なくなった。

これも影響だろうか?

心なしか街を歩く地元民が減ったように感じる。

タクシードライバーに聞くと売上が下がっているらしい。

夏季休暇と相まってみんな帰省をしているらしい。

帰省なのか規制なのか?

物騒なニュースも多い。

「木乃伊取りが木乃伊」には成りたくない。

Lord of the Ringよろしく、

どんな、冒険が待っているんだろう・・・

特殊出入国管理局長

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